本来、オスとメスに個々に分かれているはずの生物が、何らかの原因で1個体に雌雄両方の特徴をもつものをいう。
その形態によって、以下の二つの言い方がある。
・ギナンドロモルフ(Gynandromorph)
形態が有翅雄と女王の組み合わせのモザイク個体
・エルガタンドロモルフ(Ergatandromorph)
形態が無翅雄とワーカーの組み合わせのモザイク個体
(参考:Heinze & Trenkle,
1997)
ハダカアリ(Cardiocondyla)属では、
C. emeryi(Heinze & Trenkle, 1997)と
C. kagutsuchi(Yoshizawa, et al.,
2009)などで、
上記2パターンのモザイクが出現している。